2016年08月06日

夏季研究集会

2016.8.5、6に国際子ども図書館で行われた
日本図書館協会学校図書館部会夏季研究集会に参加してきました。
http://www.jla.or.jp/divisions/school/tabid/199/Default.aspx

詳細な報告は後日報告書が出ると思いますので、簡単に感想を書きたいと思います。

会場の国際子ども図書館の見学が同時にできたのも嬉しかったです。
児童書研究室は初めて入ったのですが、各教科の現行教科書、今年度入った本が開架されているのが便利だなあと思いました。
研究書などには各国語の本も。

報告1は「国際子ども図書館の活動」でした。
2015年度に完成したリニューアルで、児童書研究資料室、調べものの部屋ができ、
実際に中高生が利用できる「調べもの体験プログラム」も新しく始まっています。
この体験プログラムでは、時間と資料の制約から一つの作品を仕上げるというより、
探索の過程を楽しむ、知的好奇心の歓喜ということに重点を置いているそうです。
面白いなと思ったのは、ネット検索との対比を考えられているという点です。
また、調べもの体験プログラムの説明で使われるスライドがホームページからpdfで見られるようになっています。
http://www.kodomo.go.jp/use/tour/youth.html#category4-1
ネット検索のコツ、本からの調べ方のコツを
生徒に教える時に参考になりそうです。

報告2 「「先生のくどき方」を作ってみた」では、
司書の採用が何年も空いたことによって生まれた先輩とのギャップなどから、
ベテランのノウハウをインタビューから言語化して残していく
という取り組みが報告されました。
そうして作られた「先生のくどき方」は配布資料としていただきました。
内容はもちろん素晴らしいのですが、
ノウハウを残して後輩に伝えようとしたこと、
ノウハウという言語化しにくいものをまとめあげたことが
本当にすごいと思いました。

二日目の桑田てるみ先生の講演は、今の教育の流れ、学校図書館が担えることがわかりやすかったです。
教育の流れを押さえ、教育界との共通言語を学校司書も持っておく、
という言葉が残りました。
次期学習指導要領の審議のまとめの試案 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/1375316.htm
なども紹介されていました。

報告3は金沢市の学校図書館の研究会について。
教員、学校図書館、ボランティアなど色々な立場から集まって、
一つの教材をもとに色んな視点で授業の案を考えていくという内容が
素晴らしいと思いました。
この研究を指導案、それだけでなくて学校司書の授業支援案をまとめて、
さらに冊子にまとめて市内に送っているということでした。
質疑応答の中でこの授業の内容を「学校図書館活用データベース」に掲載したらいいのでは?
なんて意見もでていたので、見られるようになるといいなあと思います。


posted by つばさ at 17:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

図書館利用教育実践セミナー 参加報告

2016年3月13日に開かれた、「図書館利用教育実践セミナー in 東京」に参加しました。
だいぶ間があいてしまいましたが、参加報告を書きかけていたのをまとめました。

http://www.jla.or.jp/portals/0/html/cue/friday_20.html
テーマは「館種を超えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて
図書館で体系的に育む「生きる力」〜実践からヒントをつかむ〜」。

開会挨拶・趣旨説明
「海外における情報リテラシーの枠組みをめぐる動向(仮題)」
野末俊比古氏(青山学院大学教育人間科学部准教授)
「館種を超えた情報リテラシー教育の可能性 大学図書館の実践から:お茶大の高大接続を中心に」
森いづみ氏(お茶の水女子大学附属図書館課長)
「生涯学習を視野に入れた学校図書館活用における情報リテラシー教育の展望」
富永香羊子氏(市川市教育委員会学校教育部教育センター指導主事)
「生徒の自立した豊かな生活への支援プラットフォームをつくる:神奈川県立田奈高等学校図書館のとりくみ」
松田ユリ子氏(神奈川県立田奈高等学校学校司書)
全体討論・意見交換

青山学院大学の野末先生の、情報リテラシー教育の動向についての解説から始まりました。
情報リテラシーについて、基準としての細かく階層性のあるものから、
枠組みとして抽象的で柔軟性のあるものに変わっていっているということでした。
お話の中にでてきた、AASLの『21世紀の学習者のための基準』はとても刺激的な言葉が並んで面白いのですが
とても抽象的で実際に使うのは難しいなあと感じていました。
そこから自分の学校の基準を作っていくというのがあの基準の趣旨なのかなと講演をきいて思いましたが、実行することはなかなか難しいです。
(それくらいできる専門職が学校図書館に求められているということなのかもしれませんが…)
野末先生のお話の中にあったように、もう少し具体的な言葉にブレイクダウンされている「指針」が例えば高校向けとかにあるといいのかなと思いました。

お茶の水女子大の森さんの発表が、主に図書館入試についてでした。
http://www.ocha.ac.jp/event/20150713.html
「大学入試が変われば高校教育が変わる」、ということを実感されているそうです。
図書館入試には、大学の学びの活性化という意味合いと、入試改革の先取りという意味合いがあるようでした。
「高等教育のための情報リテラシー基準」についても知ることができました。
http://www.janul.jp/j/projects/sftl/sftl201503b.pdf

高大接続が話題になっているので、もっと大学図書館についても知っておきたいと思いました。

この研修会の話題のメインではないのかもしれませんが、なぜ図書館での入試となったのか、についてちらりと触れられていたお話が
(図書館から提案したのではないとのこと)
頼りにされる図書館、活用される図書館はどうやって仕事をしているのか、
少しうかがい知ることができました。

もう二つの発表は学校図書館からでした。

こうやって並ぶことで、積み上げていく必要性と、
情報リテラシー教育は単にスキルだけでなく意識や気持ちを育てることや
自立を支える、学びを広げるといった目的から手段を考えてサービスすることを感じました。
特に田奈高校のぴっかり図書館の取り組みは、情報リテラシー教育の目的、目指すところとして、
この流れでお話を聞くと、
生徒の自立、情報を使ったりするベースにあるものから育てていくこと
などを考えることができました。


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2016年06月13日

学校図書館 夏の大会、イベント2016

今年も夏の大会、イベントをまとめました。追いきれてはいませんが、開催順です。

☆図書館フリーウェイ 第3回図書館フリーウェイ
日時:2016年6月19日 10:00〜16:00
場所:国分寺Lホール
申込:不要、出入り自由
http://tosyokanfreeway.seesaa.net/

☆学校図書館教育研究会 第27回研究会
「若手、頑張ります! 探究学習と教科との協働」
日時:2016年7月3日(日)13:00−16:30
場所:神奈川学園中学校・高等学校
申込:ホームページから要申し込み
http://www.gakutokyoken.jp/お知らせ/

☆東京・学校図書館スタンプラリ 第5回スタンプラリー 
日時:2016年7月上旬〜8月下旬
…開催日、時間、イベント等は学校によって違うのでHPで確認を。
申し込みが必要な学校、イベントもあります。
場所:都内中・高 26校
http://tokyohslib.ehoh.net/

☆日本図書館協会学校図書館部 第45回夏季研究集会 東京大会
「これからの学校図書館を考える 」
日時:2016年8月5日(金)〜6日(土)
場所:国際子ども図書館
申込:〜7月15日(金)
http://www.jla.or.jp/divisions/school/tabid/199/Default.aspx

☆学校図書館問題研究会 第32回全国大会 岐阜大会
「「読む」と「学ぶ」を問いなおす 〜子どもが育つ学校図書館〜」
日時:2016年8月7日(日)〜9日(火)
場所:岐阜グランドホテル
申込:5月15日(日)〜6月30日(木)
http://gakutoken.net/2016gifu/

☆全国学校図書館協議会 第40回全国学校図書館研究大会 神戸大会
「アクティブ・ラーニングを支える学校図書館の在り方」
日時:2016年8月8日(月)〜10日(水)
場所:神戸国際展示場・神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
申込:6月6日(月)10:00〜7月1日(金)17:00
http://www.j-sla.or.jp/seminar/40th-kobe.html

☆子どもの本研究会 全国大会
日時:2016年8月19日(金)・20日(土)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
申込:ホームページから要申し込み
http://www.jasclhonken.com

☆国際学校図書館協会(IASL)2016 IASL 東京大会
「デジタル化時代の学校図書館」
日時:2016年8月22日(月)〜26日(金)
場所:明治大学駿河台キャンパス
申込:〜7月31日(日)
http://iasl2016.org/ja/

☆SLiiiC(スリック) サマー・ワーク・キャンプ
日時:2016年9月10日(土) 〜11(日)
場所:白百合女子大学
申込:6月11日(土)〜 
http://www.sliiic.org/?page_id=664
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2016年02月27日

子どもも使える郷土資料のパスファインダー、リンク集(都道府県立図書館2)

の続きです。

都道府県立図書館 小学生向け、中高生でも使える
パスファインダー、リンク集一覧
*リストは私が見つけられた限りのものをピックアップしています。
*中高生、高校生、というのは私の主観です。

新潟県立図書館 
子ども向けは見つけられず
調べものヒント集(パスファインダー) 新潟県についての各種パスファインダーがある 中高生は使える

石川県立図書館 
子どものページ‐調べてみよう 石川県についての小学生が使えるパスファインダーあり
調べもの‐調べものリンク集‐石川県内の情報 中高生は使える
調べもの‐レファレンス通信 テーマ別の資料案内 石川県についてのものあり 中高生は使える
 
富山県立図書館 
子ども向けは見つけられず
リンク集 富山県内の情報へのリンクあり 中高生は使える
 
福井県立図書館 
学校図書館向けメニュー‐テーマ別図書リスト 福井県についての図書リストが参考になる
郷土のページ‐パスファインダ(調べ方の道案内) 福井県についてのものもあり 中高生は使える
 
長野県立図書館 
本・資料を探す‐パスファインダー 小学生向けのパスファインダーの中に長野県がテーマのものがある
・中高生向けは見つけられず

山梨県立図書館 
ティーンズ‐調べてみよう〈パスファインダー〉山梨についての各種パスファインダーがある
 小学校高学年〜中高生が使える 
調査相談‐リンク集‐その他 山梨県についてのリンク集あり 中高生は使える 
調査相談‐レファレンスの道具箱 山梨県についての各種パスファインダーがある 中高生は使える
 
静岡県立図書館 
地域資料‐地域学習に役立つ図書リスト 小中学校向けのリストが参考になる 
レファレンス‐パスファインダー一覧 静岡県関連のものがいくつかある 中高生は使える
 
岐阜県図書館 
調べもの案内‐しらべかた案内‐子ども向け 岐阜県についての小学生向けパスファインダーがある
 こどものページからもリンクあり 
調べもの案内‐しらべかた案内 岐阜県についてのパスファインダー各種あり
 中高生は使える(小学生から使える本には印あり) 

愛知県図書館 
子ども向けのものは見つけられず
調べ方案内‐愛知県図書館調べ方ガイド 愛知県についてのパスファインダーあり 中高生は使える



終わらなかったので3に続きます。
posted by つばさ at 22:37| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月24日

子どもも使える郷土資料のパスファインダー、リンク集(都道府県立図書館1)

小学生向けや、中高生でも使える地域資料のパスファインダー、リンク集って
ないのかしらとふと思い、調べてみました。

遠足、修学旅行などの地域を調べる学習の際に、
横浜市立図書館やいくつかの公共図書館のサイトにアップされている
パスファインダーやリンク集を見て、自校の選書やパスファインダー作成、
レファレンスの参考にしたりしています。

そういえば小学生でも、小3で自分たちの住んでいる市、小4で県
について必ず社会で勉強することになっています。

全国は大変なので、とりあえず都道府県立図書館だけを、と思いましたが、
それでも東北地方、関東地方で力つきました。
続きはまた後日にしたいと思います。


都道府県立図書館 小学生向け、中高生でも使える
パスファインダー、リンク集一覧

*リストは私が見つけられた限りのものをピックアップしています。
*中高生、高校生、というのは私の主観です。

北海道立図書館 
・Do-Links‐学校図書館・子ども向けお役立ちサイト 小学生向けリンク集
・こどものページ‐調べてみよう パスファインダーあり
  「アイヌ」、ほっかいどうの「いきもの」など
・展示リスト‐「北方資料一覧」は高校生なら使えるテーマのものも。

青森県立図書館 
見つけられず

秋田県立図書館 
子ども向けは見つけられず
・展示案内‐郷土展示 の資料一覧は高校生なら使えもテーマのものも。

岩手県立図書館 
・こどものページ‐パスファインダー 小学生向けパスファインダーあり 
・調べもの・レファレンス‐いわて調べものお役立ちリンク集 中高生は使える
・調べもの・レファレンス‐パスファインダー/調べ方案内 
  岩手に関連する様々なテーマのものがある 中高生は使える

山形県立図書館 
子ども向けは見つけられず
・パスファインダー 山形県関連のパスファインダーが各種ある 中高生は使える

宮城県立図書館 
見つけられず

福島県立図書館 
・こどものへや‐こども・リンク 福島県関連のリンク集あり(リンク先は小学生には難しいかも)
中高生向けは見つけられず

群馬県立図書館 
・こどものページ‐キッズリンク 群馬県関連のリンク集あり
中高生向けは見つけられず

栃木県立図書館 
子ども向けは見つけられず
・資料案内‐インターネットで探す郷土情報 栃木県関連のリンク集あり 中高生は使える
・資料案内‐栃木県立図書館パスファインダー 地域資料のものあり 高校生は使える

茨城県立図書館 
・こどものページ‐ほんのさがしかた 茨城県関連のパスファインダーあり
・レファレンスサービス‐茨城県を調べよう 調べ方の案内があり 中高生は使える

埼玉県立図書館 https://www.lib.pref.saitama.jp/
・埼玉資料‐わたしたちの埼玉を調べる 小学生向けのパスファインダーあり
・埼玉資料‐調べ方案内 パスファインダーあり 中高生は使える

千葉県立図書館 
・こどものページ‐本のリスト 地域のリストもある
・レファレンスサービス‐調べ方案内 千葉県に関する各種パスファインダー 中高生は使える

東京都立図書館 
子ども向けは見つけられず
・江戸東京資料案内‐都市・東京情報‐クローズアップ都市・東京情報 
  様々なテーマの資料紹介、リンク 中高生は使える
・江戸・東京資料案内‐都市・東京情報‐テーマ別に調べるには パスファインダー 中高生は使える

神奈川県立図書館 
見つけられず

続く・・・
posted by つばさ at 23:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

アクティブラーニング公開研究会参加

2015年12月12に行われた、桐蔭学園のアクティブラーニング公開研究会に参加してきました。
http://toin.ac.jp/topics/information/9278/

総括講演をされた溝上慎一先生のスライドはWebにアップされています。
http://smizok.net

アクティブラーニングは次の学習指導要領の大きな目玉として注目されています。
中教審の答申でも大きく取り上げられています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm

講演が三つ、先進事例として発表が四つありました。
本当は午前中に公開授業があり、生徒さんの様子を見られたのでここがメインだったのかもしれませんが、
とても人気であっという間に締め切られ、参加できませんでした。

講演は文科省の専門官の方、京大高等教育開発推進センターの松下氏、
溝上氏でした。
これからの学びにはアクティブラーニングが必要になるというところはみなさん共通しているのですが、
理論としては講演された人によって微妙に違うような…
会場で販売されていた溝上先生の著書『アクティブラーニングと教授学習パラダイムの転換』も買ったので
https://calil.jp/book/4798912468
もうちょっと理論を学びたいです。
認知のこととか。

また、全国の先進事例として、
共立女子中学校・高等教育の米津先生の「『ブックトーク』による学び」、
玉川学園の登本先生の「グローバル時代の学びの技」、
福岡県立城南高校の下田先生の「ドリカムプランから新たな展開へ」、
久留米市立南筑高校の石山先生の「数学におけるアクティブラーニング」の発表がありました。

その中で、一つはブックトーク、一つが玉川学園の学びの技と、
図書館との関わりの深さを再認識しました。
学びの技は 『学びの技』という本に詳しく紹介されています。(https://calil.jp/book/4472404974)

溝上先生の講演のスライドで示されたアクティブラーニング型の授業のパターンの中に、
調べ学習というのが入っています。
後から溝上先生にお話をお聞きしたら、桐蔭学園でも学校図書館、司書を活用した授業ができるようになってきたとのことでした。

桐蔭学園でのアクティブラーニングの研究会は来年度もありそうな雰囲気を感じたので、これからの発展を期待したいです。


posted by つばさ at 18:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

SLiiiCサマーワークキャンプ

2015年9月12日、SLiiiCサマーワークキャンプに参加してきました。
http://www.sliiic.org/

本当は二日間の日程でしたが、都合により1日目だけ。
二日目のプログラムもとっても魅力的で参加できなくて残念でした。

1日目も盛りだくさん。
全体のテーマは「学校図書館と生涯教育」。
最初の講演は、学校図書館に顔の向いている公共図書館の司書を、
ということで高井陽さんの「学校図書館と公共図書館がつながるために」。
「学校図書館と公共図書館は実は既に人の人生を軸に繋がっている」
という言葉にとてもはっとしました。
大人になっても「図書館って使える」と感じてもらえる体験をしてもらえるようにしていきたい、と
改めて感じました。
他にも心に響く名言がたくさん出てきたこの講演は、
Twitterのまとめを見ると雰囲気を感じてもらえるかと思います。
http://togetter.com/li/872034

午後は大学の図書委員会的な図書館サークル、ピアサポーターの大学生のみなさんとのプログラム。
そういう存在があるとは知っていたものの、
こんなにあちこちの大学にできていて、学内の活動や外部、
他大学との交流などもあるなんて知りませんでした。
図書委員をやっていた、図書館や読書が好きだったという学生さんが多かったので、
生徒にも紹介したいと思いました。

都留文科大学の図書館サークルLibropassのみなさんのビブリオバトルを見たり、
白百合女子大学の図書館ピアサポーターLiLiAのみなさんとPOPを作ったりと
楽しく交流できました。

SLiiiCサマーワークキャンプはこの、交流の機会が多いのも楽しいところかなと思います。
最初の高井さんの講演の中でも、交流して学び合うことの大切さ(名刺を持つことの大切さも!)が語られ、
ものを一緒に作ったり、ワークショップの時間や懇親会などで
交流できました。
名刺や連絡先の交換をしている光景があちこちで見られました。
いつも新しい出会い、今後につながりそうな出会いがあります。


職場で早速、大学図書館を紹介する掲示を作りました。
LiLiAの広報誌、Libropassのしおりと一緒にこれまで見学した大学図書館の写真や
大学図書館の最近の動きを報じた新聞記事などを並べました。
posted by つばさ at 18:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月10日

夏の研究大会、イベント2015

今年もまとめてみました。

・学校図書館問題研究会 全国大会 埼玉大会
2015年8月2日(日)~ 4日(火)
会場:ホテル・ヘリテイジ(熊谷市)
申し込みが始まっていますね。6月15日までです。(http://gakutoken.net/)

・日本図書館協会学校図書館部会 夏季研究集会
2015年8月9日(日)〜10日(月)
会場:高崎健康福祉大学(群馬県高崎市)
要項は五月末に出るようです(http://www.jla.or.jp/divisions/school/)


・日本子どもの本研究会 全国大会
2015年8月2日(日)、3日(月)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(参宮橋)
http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/

・地区学校図書館研究大会
関東地区は東京大会です。その他、全国で地域ごとに行われます。(http://www.j-sla.or.jp/seminar/index.html)
東京大会 2015年8月6日(木)、7日(金)
会場:なかのZERO(中野) ほか

・SLiiiCサマーワークキャンプ
2015年9月12日(土) 13(日)
会場:白百合女子大学(京王線仙川駅)
www.sliiic.org/
6月15日から受付だそうです。今年もUstream中継ありなのですね。

・第四回 東京 学校図書館スタンプラリー (都内高校、中学校)
2015年7月18日〜8月29日
学校によって開催日、時間が違います。
詳細はこれから出るはず。
(http://tokyohslib.ehoh.net)




posted by つばさ at 09:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

オリエンテーション覚え書き

異動して、予定されていたオリエンテーションの時間が2クラス合同で三十分と短いものでした。
色々な方に泣きついた結果、いろんな知恵をいただき、しっかり聞いてもらえるオリエンテーションになりました。
そして早くも1年生が来館してくれています。
細かい便利技を記録しておきたいと思います。
(それとは別に1年生には、どこか他の時間をそのうち確保して、
もう少し詳しい図書館オリエンテーションをできたらと思っています)

始まる前に
・オリエンテーションの内容を詳しく書いた文書を作って担任に渡しておく
箇条書きで、所要時間も入れておきました。
持ち物なども。

・プリントは配りやすいよう、テーブルの人数でセットし、クラスごとにまとめておく
配布の時間がもったいないので、配るものがあれば
あらかじめ机にセットしておきます。

・すぐに席に座れるようにする
どこの席に座ればいいか、出席番号などで指示できるような席札を作りました。机に置いておきます。
もっと小さい子ども対象なら、担任の先生と細かく打ち合わせしておくといいかもしれません。

・椅子、机の移動
見えやすい方向に動かしておきます。
オリエンテーションの形式によっては、椅子だけを並べたりしてもよいです。
今回は説明の間は机を使わなかったので、椅子を全て前向きにしておきました。

・掲示するものの準備
黒板などに書く時間を節約するために、あらかじめ大きな紙にポイントを書いておいて、適宜貼るようにしました。
説明時間がすごく短くて、操作する時間も惜しかったのでパワポはやめました。
耳だけで理解しにくいタイプの生徒には、目でわかるものを用意しておくと落ち着いて聞いてもらいやすいです。

・オリエンテーションの流れを板書
オリエンテーションの目次のようなものを、見やすいところに書いておきます。
どこまでいったかを途中で示すと、見通しを立てやすいので聞きやすいてす。
見通しが立たないと落ち着いて聞けないタイプの生徒にも有効です。

オリエンテーションの中で
・始めにオリエンテーションでのゴール、オリエンテーションの価値を伝える
これは直前に読んだ「LRG」10号の「ライブラリアンの講演術−“伝える力”の向上を目指して」(梅澤貴典)の論考を参考にしました。https://facebook.com/LRGjp
オリエンテーションを聞くと何ができるようになるのか、どんないいことがあるのかをまず伝えます。
「高校生活を充実させる、そして一生役に立つ図書館の使い方を説明します」と言ったら、
みんなの顔がぱっと上がりました。

・オリエンテーションの目次立てを説明する
書いておいたものを見せて説明します。
途中でも適宜どこまで説明が進んだかを振り返ります。

・参加してもらう
生徒に手を上げてもらったり、質問に答えてもらったりします。

・本を紹介する、見せる
三冊でミニブックトークをしました。
ポイントは文学以外の本を見せて、図書館には色々な本があると思ってもらうことかなと思います。

・借りる時に何をすればいいかを具体的に説明する
何が必要なのか、必要でないのか、どう声をかければいいのかを説明。
「借りる時はカウンターに来てね」ではなく、「借りる本を持って、カウンターで、借ります。大丸1︎年大丸1︎組の誰々です、と言えば借りられます」ぐらい具体的に。

・図書館を見てもらう時間をつくる
一度本棚の間をうろうろする体験をしておくことが次の利用につながります。
2クラス同時だったので、アンケート記入とセットにして一クラスずつにしました。

時間があれば本を一冊ずつ探してきて紹介しあう活動などもできます。
貸出の時間を作ったり、全員一冊は借りるようにするなどをするともっと次の利用につながります。

・司書の顔を覚えてもらう
短い時間では伝えきれないので、「なんでも聞いてね」ということをしっかり伝えました。

ということで、これくらいの時間だと、使いたい人が使える説明くらいはできるけれど、利用教育としては足りないですね。






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2015年03月16日

統計に思う

利用の変化をわかりやすく見る、見せるには
統計が便利なのかなと思いながら、
年度のまとめをしています。
でも数に現れない生徒の様子もあります。
単純な増減とか、他との比較ではなくて、
どんな数字をどう追うと、質の変化も含めて表せるのだろう。

勤務校では、ある程度貸し出しが増えてきたので、
今まで図書館が好きだったり、本を読むのが好きだったりする層以外の生徒に
使ってもらうのが大事かなと思い、
ここ何年かは「貸出0」の数に注目しています。
それと授業で使われた数。
年々貸出0は少しづつ減ってはいるのですが、
果たしてこれが知りたいことを反映しているのかというと自信がなく…

一つの学年の三年間の貸出を追うのも面白かったです。
○○が始まった時に入学してきた生徒たち、とか
経年変化がよくわかりました。

統計とか経営指標みたいなものを学べばいいのかもしれないけれど…
posted by つばさ at 08:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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